セキュリティ対策を「続ける仕組み」にする
この教材でわかること:バックアップの確認やプラグインの更新といった、これまで紹介してきた個別の対策を、1回きりではなく「続けられる習慣」にまとめる考え方です。
このカテゴリでは、「バックアップの重要性と頻度」、「公衆Wi-Fiの危険性と安全な使い方」、「SSL証明書とHTTPSの基本」、「プラグイン・テーマの安全な管理」と、それぞれの対策を1つずつ見てきました。この教材では、それらを個別にではなく、1つのまとまった「続ける仕組み」にする考え方を紹介します。
散らばった対策が、いつの間にか止まってしまう理由
1つひとつの対策は分かっていても、「いつ・誰が確認するか」が決まっていないと、日々の忙しさの中でいつの間にか確認が止まってしまいます。更新が止まったプラグイン、期限が近いSSL証明書、動かしたことのないバックアップ――これらは、対策そのものを知らなかったからではなく、確認を「続ける仕組み」がなかったことが原因で見落とされることが少なくありません。
月次確認のたたき台
完璧なチェックリストでなくても構いません。まずは、月に一度程度、次のような項目を確認する時間を決めてみましょう。
- バックアップ:バックアップが実際に取られているか、保存先・頻度が変わっていないかを確認する
- プラグイン・テーマ・CMS本体の更新:更新が止まっているものがないか、使っていないプラグインが残っていないかを確認する
- SSL証明書の状態:サイトが問題なくhttpsで表示されているか、証明書の自動更新が機能しているかを確認する
- アカウントの見直し:管理画面や関連サービスのアカウント一覧に、使っていないものが残っていないかを確認する
誰が・いつ確認するかを決めておく
チェックリストを作るだけでは、実行されるとは限りません。「毎月最初の営業日に、誰が確認する」というように、担当者と時期をあらかじめ決めておくことで、確認そのものが仕組みとして続きやすくなります。自社で確認できない項目(証明書の自動更新設定など)は、制作会社・管理会社に定期的な報告を依頼する形でも構いません。
何をすべきか(まとめ)
- 上記4項目を、自社用の簡単なチェックリストにしてみる
- 確認する頻度(月1回など)と、担当者を決める
- 自社で確認できない項目は、管理会社に定期報告を依頼する
この教材は、これまでの教材で紹介した個別の対策を、無理なく続けられる1つの習慣としてまとめたものです。個別の会社の安全を保証するものではありません。
